[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Imitation Colors更新してます。スーフィズム後編です。
Imitation Colorsは自分の中では「スマートな小説」というものを目指してます。
ドラマ性があって人間関係のどろどろさがあって青臭い葛藤があって――という話は読むのはとっても好きなのですが(いや、書くのもとっても好きなのですが)、どうも恥ずかしいというか柄じゃないと感じてしまうんですよね。同時に、メッセージ性を強く打ち出すような小説も苦手です。どうにも柄じゃない。
もともと自分は青春やら恋愛やら友情やらと騒ぎ立てる周りを冷めた目で見続けてきた人間なので、どうにもそれらを書くのが恥ずかしいんですよねー。柄じゃない。自分の性格として、努力とか一生懸命とか汗とか涙とか葛藤とかは格好悪いと思っちゃう。――だからこそ、書きたいってのはあるんですが(笑)、書いてから後で読み返すのが恥ずかしいんですよー。ガラじゃないですガラじゃ(何度いう気だ)。
その点、このImitation Colorsは主人公は二人とも冷めてるし。くだらないやり取りばかりで真面目なやり取りはしないし。書くのがすっごく楽です。――ええ、モダニズムのあたりまでは(笑)。
なんか最近、この二人が真面目なやり取りというか、何だか複雑な関係になってきていて、ちょっと扱いに困っております。読者の方がどっちを期待されているのか分かりませんが(一話目の軽いノリでラストまで行くか/それとも一応は山とか谷とか乗り越えていくか)、どうにもやはり、長く書こうとすると自分の作風が出ちゃうみたいですね(苦笑)。私の他の長編は、だいたい主人公が一人で懊悩しまくってますが、たまにはスマートにいきたかったんですよ、スマートに。うーん。
まあ、ベネディクトもソフィアも根は完全に楽観的ですからねー。どう頑張ったって、そんな大した悩みにはなりませんが(笑)。
という訳で、そろそろ終盤となりましたImitation Colorsですが……すみません。まだ次のエロチシズムの後編を書いてる段階です(汗)。次の週までに何とかエロチシズムは完成出来るかなぁ……。平日も土日も予定が入りまくってるので、予定がずれ込む可能性大です。予め謝らせてください。ごめんなさい。