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主にHPや小説について記述したブログです。 更新履歴、WEB拍手返信などをこちらに。
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☆ 今から旅立ちます。月曜の夕方に帰還予定です。
 昔なら一週間ほど家を空ける(ネットに繋がらない)のは普通だったのですが、
 最近は毎日顔を出してますからねー。二日ほどいないだけですが、一応ご報告。

☆ と、白の魔術師と琥珀色の涙の番外編を一話ずつ上げてます。

☆ 白の魔術師は、fight編が終わって次はfuture編です。いよいよあと4話。
 物語もよーやく終盤に差し掛かってまいりましたが、気が向かれましたら最後まで
 お付き合いくださいますと幸せですー♪

☆ 琥珀色は番外編を一話上げてます。最初は全部一気に上げようと思ったのですが
 他が間に合わなかったので一話ずつ。ま、来週からも、一話ずつのんびり更新
 しようかなと思ってます。来週から連載すると言ってたsilver crossの方は、更新準備
 全部終わってるんで、別にいつ連載しても良いんですが……どうしようかな。
 気が向けば、どっちも更新します。来週。

☆ と、琥珀色の番外編を整理してて気付いたんですが、番外編が苦手だ苦手だと
 騒いでるわりには、意外と色々書いてますね(笑)。他の作品も意外と色々書いてるなー。
 琥珀色の番外編のページにもちょろりと書いてますが、せっかく投票してるので
 投票で一位になった人物の番外編でも書こうかなと思ってます。良かったら、投票
 してやってください♪ 投票にお付き合いくださった方、有難うございます!

☆ そうそう、番外編と言えば、お題に沿って書いた番外編ページがありますよね。
 novelページ→その他→番外編、かな。すっかりと存在を忘れてたんですが(ォィ)、
 そちらの投票にも票&コメントを頂いておりまして。こちらを見ていてくださるかは
 分からないですが、投票してくださった方、有難うございます!

>キャラクの視点から見たエストが見たい(←青色の大地&青の記憶キャラです)

 とのことで、うわー、 中々レアなリクエストを有難うございます……!
 キャラク……正直、読者さまが彼の名前を覚えて下さっていると言う事がビックリで。
 (作者もよく忘れる。彼はもう、王太子、もしくはエストの兄と言う認識しか……)
 有難うございます……! 彼視点のエストって面白そうー、是非書きたいです。
 いつとは言えませんが(笑)、書ければ、載せさせていただきますねー!

 ちなみに昔、拍手お礼で彼視点のエストの小話をちょろっと入れてたことあるの
 ですが、ご存知でしょうか。琥珀色の番外編を探してる時に偶然見つけたので
 (タイムリー!)、以下に、ちょろりと載せときます。
 

<キャラク視点>

「――どうして人は、流れる星に願いをかけるのでしょうね?」
 ふと真剣な表情をしたかと思ったら、彼は突然そんなことを言った。
 つい先程まで、溜まった書類と真面目に格闘していたと思っていたのだが、早くも飽きたのだろうか。キャラクは微笑しながら首を傾げる。
「エストも願いをかけるのかい?」
「かけそびれましたよ、今。あまりに綺麗で。兄上にもお見せしたかったくらいです」
 そう言って彼――キャラクのただ一人の弟だ――は、暗闇を切り取った窓に目をやった。この広い執務室でわざわざ窓際に自分の机を配置しているのは、こうして窓の外を眺めるためだろう。彼の瞳は常に、この狭い王宮ではなく外の世界に向いている。
 そんな奔放な王子を、キャラクは目を眇めて眩しそうに見やる。
「何を願うつもりだったのかな?」
「立場上、陛下と兄上の健康と我がリン国の繁栄でも祈っておきましょうか」
「本音としては?」
 くすりと笑いながら、キャラクはそう問うた。エストはそんなキャラクの視線を受けて、苦笑じみた表情を返してくる。
「中々、浮ばないものですよ。願いなんて大袈裟なものは」
 そんな答えに、キャラクは頷いた。
 彼は星に願いなどかけなくとも、望みは自分で叶えられる人間だ。
「施政者がそうそう星に願いをかけているようじゃ、国が傾いてしまうからね」
 半ば、自らに言い聞かせるような言葉。エストには大きな空を見上げていて欲しい。
 ――だが王太子である自分に逃げ道は無い。ただ真っ直ぐを見据えて進むだけだった。

<ついでにエスト視点>(と言うか書いた当初、ついではキャラクの方(笑))

「――どうして人は、流れる星に願いをかけるのでしょうね?」
 ふと、心を突いた銀色の軌跡を目で追いながら、エストは思わずそう口にしていた。視界の隅を流れた大きな蒼い星。部屋に視線を戻すと、机に付いた兄――リン国の第一位王位継承権を持つキャラク――がこちらを見つめてきていた。穏やかな微笑。
「エストも願いをかけるのかい?」
「かけそびれましたよ、今。あまりに綺麗で。兄上にもお見せしたかったくらいです」
 そう言ってエストは窓の外を見上げる。もう既に夜空は静けさを取り戻していた。かの星も、平穏な夜空に浮いていることに飽いて、地上に逃れたのだろうか。それならばそんな星に祈りを捧げることに、どんな意味があるだろう。
「何を願うつもりだったのかな?」
 優しい口調。彼はいつでもこんな柔らかな様子を崩さない。
「立場上、陛下と兄上の健康と我がリン国の繁栄でも祈っておきましょうか」
「本音としては?」
 笑いながら兄がそう言った。彼ならば、星にもそう願うのかもしれない。公務を放り出して外を飛び回ってばかりのエストと違い、兄はいつも王国の将来を見据えている。
「中々、浮ばないものですよ。願いなんて大袈裟なものは」
 星なんかにかける願いなど浮ばない。手に届く願いは自分で叶えられるし、手に届かない願いは願っても無駄だ。何より願うこと自体が罪である――エストの場合は。
「施政者がそうそう星に願いをかけているようじゃ、国が傾いてしまうからね」
 含蓄のある施政者の言葉だ。重みが違う。これが、王太子である兄と自分との違いか。
 いずれ王冠を戴くのは敬愛する兄である。――そう、第二王子の自分ではなく。
 エストは兄の澄んだ瞳に笑いかけた。エストに出来るのは、彼を支えることだけだった。
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